・1日数回、エサをやる。
・ときどき、水換えをする。
・よごれがたまったら、掃除をする。
・エサ
エサは、少なめにやりましょう。少なすぎることより、多すぎることのほうが、害が大きいのです。エサをやって、2~3分を過ぎて、まだエサが残っているなら、やりすぎです。
食べなくても大丈夫、というよりも、砂利や水草のある水槽の中には、グッピーの食べ物が、それなりにあるからです。
エサが一瞬でなくなり、グッピーたちが一日中砂利や水草をつついているようなら、少しづつエサを増やしてみましょう。
他の温血動物なら、土日はエサぬき! なんていったら虐待ですが、グッピーの場合は、たまに2~3日やれないぐらいなら、問題ありません。水槽内の食べ物で、しのいでくれます。
・水換え
水換えの回数や量は、状況によって大きくかわります。
また水換えによる水質や水温の変化は、小さいほうがいいのです。
目安として1週間に1回、1/3~1/4程度代えます。
回数を増やし、量を減らしてもいいでしょう。
夏場、水温が30度以上になるときは、水質の変化が早くなりますから、回数を増やします。
水の蒸発が激しければ、差し水をします。
1/3~1/2の水換えは、異常が起きた時の非常手段です。それ以上の水換えは、グッピーにかなり負担をかけます。
長年経過した水槽は、非常に安定して、水換えをしなくてもいいぐらいになります。しかし、非常時の水換えの水質変化を少なくするためには、時折水換えをしておいたほうがいいでしょう。
それだけでなく、新しい水に含まれる微量な成分は、グッピーや水草の健康にいいのだそうです。
・掃除
水換えのとき、水底や、稚魚の吸い込み防止フィルタにたまったフンなどのゴミも掃除します。
ゴミを吸出しやすい形態の水槽用手動ポンプを使うと便利です。
濾過槽内の濾材は、バクテリアの住処なので、できるかぎり洗いません。しかしドロドロしたもので水の流れが阻害されるようなら、 洗わないわけにはいきません。
水槽から汲みだした水を捨てる前に、その水の中でゆすぎます。
水道水で洗うと、塩素がバクテリアを殺してしまうのです。バクテリアが大量にいなくなると、水槽内のバランスが崩れ、水質が一気に悪化します。
同じ理由で、交換するときも、一度に全部新品にしてしまっては大変です。
上部濾過機の場合、濾過槽の上にフィルタを置き、下にバクテリアの住処となる濾材を置きます。そしてまずフィルタを掃除したり、取り替えたりすると、大げさな掃除や交換の回数が、少なくてすみます。