日本には、"REPUREI"※1というものがある。これは、プレイの様子を記録し、戯曲のような形式にして発表したものだと言う。これによって、面白いプレイの記録が、芸術として評価されるのだ。
そこで、我々も、その"REPUREI"というものを作ってみることにした。これによって、アメリカ人には理解しにくいと思われる日本文化の紹介も兼ねることができるだろう。
1:REPUREI
リプレイのことだろう。いったい、こんなことどこで聞きつけてきたのやら。
ゲームマスター:アンドリュー
解説:このRPGのデザイナーでもある。
彼の日本への愛情は並々ならぬものがあり、このRPGも、その現れの一つである。
プレイヤー:ゲイリー
名前:カミカゼ・ハヤタ
アーキタイプ:ローニンファイター
スキル:剣術
わびさび
製作(爪楊枝)
持ち物:カタナ
ヨロイ
チョムバ:突然上から"Canada-lie"※2が降ってきて頭に当たる。
解説:爪楊枝を作るのが趣味だ。
仲間を大事にする情の人物だが、本当はハリカリをしたくないだけなのかもしれない。
プレイヤー:スティーブ
名前:キタオ・トヨタ
アーキタイプ:スモーレスラー
スキル:スモー
わびさび
料理
持ち物:フンドシ
チャンコ
チョムバ:四股を踏んだら、足が床や地面にめり込んでしまう。
解説:日本の心を体現したスモーレスラー。
プレイヤーは、オクラホマ大学で東洋文学を研究し専門がルーシェン※3なので、日本には詳しいのだ。
彼の日本文化への理解の深さが、含蓄ある行動に結び付いている。
プレイヤー:リサ
名前:コマヤシ・イサヤ
アーキタイプ:オイランレディ
スキル:床上手
恋
料理
持ち物:カンザシ
シャミセン
チョムバ:突然帯が解けてしまい、「オー、モーレツ」※4と叫ぶ。
解説:日本人としてはかなりドライな性格をしているが、それが味になっている。
プレイヤー:ロバート
名前:ヤマカワ・シマシタ
アーキタイプ:ニンジャボーイ
スキル:忍術
殺気
警備装置
持ち物:ニンジャソード
シルケン
カタビラ
チョムバ:「ガチョーン」と叫ぶ
(この言葉の意味は、「私は、悪霊に呪われてしまった」である)。
周囲の人は、厄除けのために「ハラホレヒレハレ」と声を合わせること
(この言葉は、「私のところに、悪霊が来ないように」という意味だ)。
解説:この隠密同心を組織した男だ。彼の調べのおかげで、助かったことは数多い。
しかし、この冒険で彼は……。
2:Canada-lie
発音からして、金だらいのことだろう。
でも、洗濯機の普及で、今時かなだらいを使っている人なんて見たこと無いぞ。
3:ルーシェン
中国近代文学の巨匠である魯迅のことである。
どうして、魯迅の研究家が日本について詳しいと考えるのかは、疑問である。
4:オー、モーレツ
20年以上前の日本のコマーシャルが元ネタである。
どっからこんなネタをこと仕入れてきたのだろう。
彼らは、ヤマカワのトノサマ※5から密命を受けて動く、隠密同心だ。密かに、法律で裁けぬ悪を退治している。彼らの合言葉は、「死して屍拾う者無し」なのだ。
ヤマカワが、イサヤの勤めているオカバショで、オフィスラブ※6を楽しんでいると、隣から騒ぎの声が聞こえる。日本の建物の壁は紙でできているので※7、声が筒抜けなのだ。
ヤマカワとイサヤが覗いてみると、そこには初老の男性を挟んで、若い女2人が険悪な顔でにらみ合っている。女の片方は、イサヤの同僚のゲイシャガールであるスズ・ミチだった。
残る2人は、ミカド御用達※8の饅頭屋カワタナ屋の主人であるカワタナ・リョイチ※9とその娘のカワタナ・シメヤだった。カワタナは今まで女遊びなどそたことがなく、それゆえミチにのめりこんでしまったのだ。娘は、父親が女遊びを止めるようにと諌めに来たのだ。
というのは、生きた神であるミカドに品物を納入するというのは、すなわち神にお供えをすることであり、禊払いを行い身を清め心を清浄にしていないと、御用達にはなれないのだ※10。
カワタナ屋は、ミカド御用達によって繁盛しているが、もしも御用達を取り消されでもしたら、一挙に家は傾き、名誉を失ったリョイチはハリカリしなければならないのだ。
しかし、イサヤは疑問を感じた。ミチは、ヤクザのイクコ・キョーエイの囲い者だったはずだ。どうして、カワタナと深い仲になれるのだろう。
この疑問をもとに、彼らは調査を始めた。
カミカゼは、イクコのところの用心棒として、勤め始める。現在の用心棒との一騎討ちで勝利し(もちろん戦う前にドゲザしあったことは言うまでもない)、うまくイクコのボディガードになることができた。
イサヤは、ミチの先輩として、相談したいことはないか聞いてみた。すると、どうもミチには悩みがあるらしい。
そして、ヤマカワは忍術で、イクコのところなどを調べまわり、ついに陰謀を発見したのだ。
その陰謀とは、エンカイ(バンケットパーティーのことだ)で、ミチが突然カワタナにキスをしてしまい、彼らの仲を世間に公開してしまおうというものだった。
日本には、「男女七歳にして席を同じゅうせず」というモラルがあり、夫婦でもない者が人前でキスをするなど、道徳に反するのだ※11。もちろん、普通の人ならば、それでもしばらく村八分※12になるだけですむのだが、ミカド御用達のカワタナ屋は、それではすまない。非道徳的な行動は、御用達の認可を解除される十分な理由となるのだ。かくて、カワタナ屋は御用達を解除され、面目を失墜してハリカリする以外手段はなくなってしまうのだ。
実は、カワタナをオカバショに連れてきた同業者のタコ・カクタこそ、イクコを雇った黒幕だったのだ。
これはいけない。彼らは、なんとかそのエンカイに潜入して、陰謀を阻止することに決めた。
キタオは、タニマチのリェ・ミャザワに頼んで、エンカイに招待してもらうことにした。イサヤは、エンカイのコンパニオンとして雇われることに成功した。カミカゼは、イクコのボディガードとして同行した。そして、ヤマカワは忍術で、エンカイホールの屋根裏に潜んだのだ。
ヤマカワは、ミチが控えている部屋を探し出し、見張っていたヤクザ・チンピラを倒した。そして、素早くイサヤがミチと話をしたのだ。
すると、ミチもカワタナが気に入り、迷惑をかけたくないと考えていたのだが、借金と契約に縛られ、しかも親の身に危険が及んではと、我慢していたことが分かったのだ。
契約は守られなければならない。ミチはカワタナにキスしなければ、契約は破られてしまうのだ。
カワタナ屋を呼んで、カクカクシカジカして※13、どうすればいいか考えていた。
5:トノサマ
本来なら殿様と書くべきだろうが、ここでは「上司」の意味で使われているので、敢えてカタカナで記述している。
6:オフィスラブ
OL(オイランレディ)と遊ぶことをオフィスラブと言うのだと思っているらしい。
7:紙の壁
障子は壁ではないのだが。
8:ミカド御用達
宮内庁御用達のことだと思われるが、その説明が余りに実態からかけ離れているように思えたので、あえてこのような記述にしている。けれど、もしかしたら宮内庁御用達って、本当にこんなに厳しいんだろうか。
9:カワタナ
デザイナーのコメントによると、日本の有名なRPGライターの名前だそうだ。
10:禊払いを行い身を清め…
神事かなにかと勘違いしているのではないだろうか。
11:男女七歳にして席を同じゅうせず
戦前の道徳律である。誰から、こんなこと教わったんだろう。
12:村八分
英語版の解説によると、近所付き合いを今までの8%に減らすことだそうだ。
13:カクカクシカジカ
「今までの話を説明する」という意味の動詞として使われている。
ヤマカワ:「オー、それなら、二人が結婚してしまえばいいのではありませんか? 幸い、二人は好きあっているようですし」
キタオ:「ナイスアイデアでごわす」
イサヤ:「でも、今すぐ結婚するには……」
キタオ:「ダイジョーブでごわす。私の友達に、キムラ・ショノスケ25世いるでごわす。スモーのアンパイアで、シントーの神主でもあるでごわす※14。(フンドシから携帯電話を取り出して)ハロー、ショノスケ? キタオでごわす。今すぐ、結婚式を執り行うので、準備してすぐ来てくれませんか? オーケー?」
GM:すこしたって、ショノスケが来ました。
キタオ:「おー、マイフレンド、キムラ!」
GM:結婚式だと言うので、ちゃんと神主の衣装に身を包み、結婚の契約書として、『上』と書いた紙を持ってきてくれました※15。
全員:おー!
GM:そして、「さあ、ここにサインしなさい」と言うんだ。
イサヤ:でも、確か日本では、ハンコとかいうスタンプが必要なのでは?
カミカゼ:でも、日本人はきっとハンコは肌身離さず持ってるよ。大事なものだから。
GM:それもそうだ。で、キムラは、「カシコミカシコミ」だったっけ言っている。私にも意味は解らないんだけれど、多分、結婚を祝うためのシントーの儀式呪文だと思うんだ。
キタオ:あー、それはね。「病める時も健やかなる時も、共に死が二人を別つまで、カシコミカシコミ奉り申す」と言っているんだ。
ヤマカワ:さすがだねー。
キタオ:僕は、オクラホマ大学で東洋文学を研究しているからね。
GM:とまあ色々と儀式をして、最後に二人の頭をポンポンと叩いて、「これで君達は夫婦になった」と言ってくれるんだね。
全員:パチパチパチパチ
ヤマカワ:ここで、正しい日本人としては、マンセー※16をしなくてはいけないのでは。
キタオ:その通りだ。
全員:「マンセー! マンセー! マンセー!」
GM:なぜか3回するらしい。
キタオ:それは、三位一体を表わしているんだよ※17。
イサヤ:ドウアゲはしないでいいの?
GM:あ、あれは勝負に勝った時にするんだ。例えば、受験戦争で勝利したり、ベースボールで優勝したりね。
キタオ:だから、この後、敵のチンピラがたくさん出てきた時に、そいつらをやっつけたら、胴上げをすればいいんだよ。
イサヤ:ドゲザで始まってドウアゲで終わるのね。
ヤマカワ:そう、下から上へと登るんだ。これを、ゲコクジョウと言うね※18。
キタオ:まさに、エデュケイショナルな"REPUREI"だね、これは。
14:キムラ・ショノスケ
相撲の行司の木村庄之助の衣装を見て、神主と勘違いしたのではないかと思われる。
15:「上」と書いた紙
それは、証紙ではない。上の者が下の者に申し下されるときに、それを表した印なのだが。
16:マンセー
バンザイのことである。
17:三位一体
どうして、日本のバンザイがキリスト教の三位一体と結び付くと思うのだろうか。
18:ゲコクジョウ
下克上は、そんな意味ではないと思うぞ。確かに、下の者が上の者を倒して成り上がるという意味ではあるけれど。
GM:さて、エンカイもたけなわとなった頃、打ち合わせの通りミチが現れて、カワタナにキスするよ。そして、それに合わせて、チンピラどもが、「ヒューヒュー」と冷やかす。
全員:「ヒューヒュー」
GM:すると、カワタナの友人面をしていたタコが、突然怒り始めるんだ。「カワタナさん、あなたは何て恥知らずなことをしてくれたんだ。御用商人のくせに、はしたない」
キタオ:そこで、私がガラリとフスマを開けて入って来る。「あいや、しばらく、しばらく……、これをゴロウジソウロー」と、さっきの「上」と書いてある紙を見せる。
GM:そして、キムラ・ショノスケが入って来る。非常に有名な神官だ。何しろ、神事の最高峰であるスモーのアンパイアの、その最高位なんだからね。ミカドに次ぐくらい古い神主なんだから※19。
カミカゼ:「オー、あなたはキムラ・ショノスケさんではないですか」
GM:「そーで~ス。実はこの二人、先程私の目の前で結婚しました」 と、回りの人々も、「オー、それは素晴らしい!」と祝福してくれるよ。そして、やっぱり、マンセー3回が行われる。
全員:「マンセー! マンセー! マンセー!」
GM:けれど、これで収まらないのが、タコとイクコだ。「て、てめえ、裏切りやがったな」
イサヤ:イクコの横で侍っていたんだけど、突然立ち上がります。「あなたの企みは、すべてばれました。あなたたちが、さっきしゃべっていた陰謀、すべてこのソニー※20に録音されたね」
GM:「ええい、それを寄越せ。寄越さぬなら、腕ずくでもいただく」と言って、懐から携帯電話を取り出して連絡すると、チンピラがわらわらとやってくる。
19:ミカドに次ぐくらい古い家柄
相撲の木村庄之助などの名称は、世襲ではない。
20:ソニー
カセットレコーダーか、ミニディスクプレーヤーのどちらかだろう。
カミカゼ:おー、いけないいけない。ここはドゲザをしなければいけないネ。
キタオ:「ここは、私達(キタオとカミカゼ)が食い止めるから、その間にカワタナさんたちを連れて逃げて欲しでごわす」
ヤマカワ:(屋根裏で見ていたヤマカワは)忍術で、煙玉を投げたいんですガ。
GM:できるけど、ドゲザしているときにそんなことすると、彼らの名誉が傷つく。
カミカゼ:それは困るね。ハリカリしなくてはいけなくなってしまう。
カミカゼ&キタオ:では、ドゲザ。
GM:しかし、卑怯な彼らはドゲザしないね。
カミカゼ&キタオ:オー! それは怒ったネ。「リメンバー、パールハーバー!」
GM:ちっちっち、それは日本人の台詞じゃない。
カミカゼ:では、「ノーモア、ヒロシマ!」
ヤマカワ:リメンバー、マツノローカ!ってのはどうです?
GM:というわけで、君達は8ダメージも受けてしまった。次のラウンドだ。
カミカゼ:やっつけてやる!
しかし、GMのダイスロールが良すぎたため、2人ともダメージを負ってしまった。
ヤマカワ:いかん。煙玉を投げるネ。〈忍術〉でっと……(コロコロコロ)あ、チョムバだ!!
GM:すると、屋根裏から「ガチョーン」という声がして、落ちてしまうぞ。
全員:ハラホロヒレハレ
GM:で、逃げるほうはどうするの? 走って?
イサヤ:いや、ホンダ※21で逃げるね。日本人だから、みんなホンダ乗れるよね?※22
GM:もちろん、日本人だから。では、《ハイテク》でロール。
イサヤ:では、(コロコロ)ひえっ、またチョムバよ。
GM:バイクにまたがろうとした瞬間、腰の帯が解けてしまった。
イサヤ:オー、モーレツ!
カミカゼ:この時、回りの男達は「デヘヘデヘヘ」と言わなければならないね。
イサヤ:セクシャル・ハラスメント!
GM:いやいや、日本には、そんな概念はまだ無いんだよ※23。
イサヤ:なら仕方ないわね。
カミカゼ:日本文化は難しいねえ。
ヤマカワ:ここに来てチョムバが……
GM:続発し始めた※24。
キタオ:仕方ない。もっと時間を稼ぐなり。
カミカゼ:私、日本の諺思い出したね。「武士道トハ、死ヌコトト見ツケタリ」
キタオ:ハリカリすると、我々にヒーローポイントが入るということね。
GM:ノー、ヤマトダマシイ。
カミカゼ:でも、今は人数が必要ね。取り敢えず斬るネ。
GM:今度は、君の勝ちだ。
キタオ:オー! 1が3つネ。
GM:ファンタスティック! それは10倍ダメージだ。チンピラが一人飛ばされて、壁に張り付いている。さすが張り手ね。しかも、ヤマトダマシイが10ポイントも増えた。
キタオ:「ごっつぁんです」
ヤマカワ:後何人?
GM:8人だ。
ヤマカワ:では、私も参加するネ。シルケン投げるね。2回攻撃。片方が4で、片方は自動失敗。
GM:では、反撃だ。オーナント。1が3つだ。20ダメージ。
ヤマカワ:そ、それは死ぬね。
GM:なんと、犠牲者が出たね。
カミカゼ:それは、何とかならないか? 日本人の風習で。
キタオ:いや、それは死んだものは死んだんです。日本人、すぐ死ぬね。これ仕方ない。
イサヤ:死して屍…
全員:拾う者無し。
GM:いやー、残念だった。仕方がないね。次のラウンドだ。
カミカゼ:怒った。そいつ狙うネ。これを、仇討ちと言うね。達成値は6。
GM:こっちも6だ。でも、君達は怒ってるね。さっきドゲザしたのに、こいつら卑怯だったからね。だから君の勝ちで、そいつは倒れたね。
キタオ:では、私も……何と! チョムバで、床を踏み破ってしまった。「しまったでごわす」
その後、キタオは再びチョムバを起こしてしまう。
キタオ:「もう仕方がないでごわす。ここはワシに任せて、お主は行くでごわす」
カミカゼ:「し、しかし、武士は背中を見せてはならぬでござる」
そして、その頃、イサヤは警察に飛び込む。
イサヤ:御用提灯のあるポリスマンのところに行くネ。
キタオ:その時は、「オソレナガラ」と言わなくてはいけない。
イサヤ:では、「オソレナガラ、大変です」
GM:では、しばらくすると警官がやって来る。
その頃、3人にまで減らされたチンピラは、「やっぱり駄目だ!」と叫んで逃げ出していた。
GM:君達の勝利だ。
21:ホンダ
バイクのことを、こう呼んでいるらしい。
22:日本人なら…
日本人なら必ずバイクに乗れるというのは、単なる偏見だろう。
23:日本にはセクシャル・ハラスメントと言う概念が無い
あまり否定できないところが悲しい。けれど、最近は多少問題になってきているぞ。
24:チョムバの続発
日本でも実際にプレイをしてみて理解できたのだが、ラストになればなるほど、プレイヤーのダイスを振る手に力が入ってしまい、チョムバが起こりやすくなるようだ。
カミカゼ:親玉はどこへ行った。
GM:奴等は、卑怯だからとっくに逃げ出してしまった。
カミカゼ:パールハーバーをするような連中だからな。トーゴー提督※25のような人物は、日本でも少ないのだろうか。
GM:そうこうするうち、警察が来る。
キタオ:では、カクカクシカジカ。
GM:なるほど。少なくとも、ドゲザしないで襲って来る連中は犯罪者なので、君達が返り討ちにしても正当防衛だから罪にはならない※26。
キタオ:しかも、仇討ちだから。
GM:というわけで大丈夫だ。
キタオ:しかし、親玉を逃がしたのは残念。
GM:その通りだ。でも、このエンカイには、他にも有名なヤクザボスが何人も来ている。その前でこんな恥を見せてしまったイクコは、ハリカリするか誰も知らないところへ逃げるかするしかない。タコですら、ハリカリしなければならないかもしれない。
カミカゼ:日本の風習は大変だ。
GM:そうだね。
キタオ:僕はアメリカ人でよかったよ。
全員:そうだね、HAHAHAHAHA!
GM:というわけで、君達は悪の陰謀を阻止し、正しいものを守ることができたわけだ。しかし、そのために尊い犠牲が出てしまった。
キタオ:最後に、マウント・フジの画面が出て、ヤマカワ・シマシタの顔が映るね。
イサヤ:でも、お葬式するんじゃないの?
カミカゼ:ノーノー。死して屍…
全員:拾う者無し。
25:トーゴー提督
日露戦争の日本海海戦でバルチック艦隊を破った東郷平八郎提督のことだろう。
26:正当防衛
日本の法律をなんだと思ってるんだ。