個人的趣味と推測と独断と偏見によるエッセイ集
元ネタといっても、『ガンダム』とハインラインの『宇宙の戦士』ぐらいのゆるい繋がりしかないが、一応書いておく。
アイザック・アシモフの『鋼鉄都市』。
地球人のイライジャ・ベイリと、ロボットのR・ダニール・オリバーが組んで殺人事件にあたるSF推理小説の傑作であり、バディもの。
舞台は地球。地球人が暮らす鋼鉄のドームと、地球から宇宙に移民した人類の子孫『スペーサー』が住むスペース・タウン。その外は、荒野となっている。人間は荒野に出ず、外の仕事(農地や牧場があるっぽい)はロボットがしている。
ロボットを従えたスペーサーは、軍事力・経済力・科学力を後ろ盾に、実質地球人を支配している。そして地球の細菌などへの抵抗力を失っているので、地球人がスペース・タウンを訪れると、まずシャワーで滅菌される。
眉村卓の『司政官』シリーズ。
ロボットを従えた司政官が苦労する話。
人類は宇宙へ進出し、いろいろな星に移民している。
特にこのシリーズの中の長編『消滅の光輪』は、アイザック・アシモフの『宇宙気流』に着想を得たそうだ。
(おしまい)