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世界についての妄想

ニンゲンとベルーニの体格と加齢

これは捏造じゃなかったはず。

体格差
 ニンゲンが日本人ぐらいだとすると、ベルーニはヨーロピアンぐらいの感じ。

ベルーニの年の取り方
 日本人の20~40代の間の十年が、百五十年に引き伸ばされている雰囲気。

 

バスカーの印

 テレビ局のカマというパターンだと言ってしまえばそれだけなんですが、リアルでそういうパターンが出来上がったことにも、それなりの理由があるらしい。

 というわけで、捏造話リリース。

 バスカーの印について。

 バスカーが腰紐につけてる丸いメダルですが、

 あれ、教授、アヴリル、それからデュオもつけてるんですよ。
 というわけで思うに、あれは「みなしバスカー」とか「名誉バスカー」とか、とにかくバスカーが認めてますっていう印じゃないか? と、そう思ってみたり。

 

絞首刑について調べてみた

 ミラパルス

 チャックが盗みの濡れ衣着せられて、あれよという間に住人全体が処刑なんて話になりかけて、ディーンたちが奔走し、ベルーニ兵の横暴を見せつけられる。

 とりあえず、絞首台があんな町の入り口の目立つところにあるっていうことは、殺すためというよりは、見せしめの意味が大きいんだろう。

 あの絞首台そのものも、即死させるには、ちょっとばかり高さが足らないっぽい。
 落下させる仕組みそのものがないようにも見える。
 落ちる高さが十分なら、頸椎が折れてほぼ即死だが、なしだったり足らないと、死ぬまで時間がかかるそうだ。
 その間死刑囚は吊されたまま身をよじって苦しみ続ける。頭から流れ出す血流が先に止まるので、顔が真っ赤に腫れ上がる。やがて目や舌が突き出し、失禁および射精する。最後に窒息だか血流が止まるかだして命を落とす。
 吊られてすぐ死ぬわけではないので、吊された後で助けることもできなくはないし、縄から下ろされてから息を吹き返すこともある。が、なにせ脳にダメージがいくから、無事にとはすまないらしい。
 絞首刑の後で、絶対に生き返らないように、さらに切り刻んだり、あるいは見せしめのために腐り落ちるまで吊しっぱなしとか、まあえぐい話はいろいろある。

 カポブロンコから出てきたばかりのディーンたちは、知識としてその処刑方法を知ってても、そこまでえぐいものだと知らなかったとしても、おかしくはない。
 けど、まあ、チャックは知ってたんじゃないか? 仕事が仕事だし。
 個人的に、ハンターって、そういうものだと思っている。
 知ってるから、余計に怖かったんじゃないか、と思う。

 チャックはグレッグを逮捕しようとしたけれど、それにあの世界、刑務所なんて優しい施設はなさそうだから、そのまんま死刑だろうし。
 刑務所に変わるものとして強制労働所があるわけだけど、現実にもその手の強制労働所は、まさに人間を使い潰す施設で、囚人の生存率はひどく低いっていうのが定番で、しかもあの世界の強制労働所は非合法で。
 ベルーニは別扱いだとしても、全力で戦闘とか粛正とかして、死刑はないんじゃないかな?
 そういや、死刑が廃止された国では、現場で犯罪者制圧時に犯罪者を殺しちゃうことや、被害者の家族による復讐が増えるって、誰かが言ってたっけ。

 それはそれとして。
 見せしめぬきで殺すだけなら、みんなARM持ってるんだから、それを頭につきつけて銃爪引けばよさそうなもので、だからやっぱりあの処刑台は、見せしめのためにあるんだろう。。

 ただ、それについてはこんな風にも考える。
 ARMは精神力に比例して威力が増す武器だ。
 ニンゲンより、めっさ精神力が大きく強い、ってことになってるベルーニだけど、もうそこらの兵士レベルには、ニンゲンを殺せるほどの精神力がなくなってたんじゃないか? Ubで精神的に追い詰められたのか、あるいは最初から、スゴイ級じゃないベルーニは、ニンゲンと対して変わらなかったんじゃないか?
 でも、そのことは隠さなくちゃならなかった。
 ニンゲンに手向かわれる前に、手向かう気をなくすほど脅さなければならなかった。
 で、ARMを使わない、見せしめの公開処刑をした。
 ベルーニ兵は、強がって脅しまくってても、内心びくびくもので。びくびくしてるから、ますますARMの力なんて引き出せなくて。
 苦しみながら死んでいくニンゲンを見て、ざまぁ見ろって。
 死んでいくのは、Ubに殺される自分たちだけじゃないんだ、自分たちはこいつらを支配し、命さえ奪う力を、持ってるんだって。

 メシス駅で戦った、ファリの部下たち。普通のベルーニはあの程度かもしれない。
 といっても、職業軍人であの程度。バスカーとかテレビ局員とかの、非戦闘員になると、戦い方なんてまるで知らなくても、おかしくない。
 とにかくニンゲン相手に、舐められちゃいけない、脅して優位を保たないといけない、自分はこいつらより強いんだって、言い聞かせなきゃいけない。
 カルティケヤのように、「脅してびびってるの見るのが楽しい」なんて、悠長な話じゃない。
 で、本当に強いファリは、その必要がない。
 一撃で、しかも死なない程度にチャックを倒し、負けを納得させた上で処刑しようとした。
 そこに脅しや見せしめの要素はなくて。
 だからこそチャックも、ああこいつは掛け値なしに強いヤツなんだな、すごい男なんだなって納得もしたし、こいつが連れてくならルシルは大丈夫だろうと思ったし、そしてルシルに助けられたことで、自分の身勝手な空回りがはっきりして、それが情けなくて、ルシルの意を汲んだファリが大きく見えて、ひたすら悔しかったと思う。

 ともかく二度とも堂々たる女の介入で、処刑を免れたわけだ、チャックは。

 見せしめ処刑が普通の世界で、少なくともチャックあたりだと、そしてたぶんグレッグにとっても、処刑とはそういうもので、たぶんあとのメンバーは、そこまで悲惨なものだとは思ってない気がする。

 

Ub

 ファリ両親は、なんかあっというまだったっぽいし、
 けどダイアナは長いこと臥せっているようだ。
 Ubは、若いほど、あるいは健康で元気だった人ほど、発症するとあっというまに病状がすすむんじゃないかな?

 トゥエールビットは、引退したお金持ちのベルーニと、そこで働くニンゲンの街らしい。子どもの姿はベルーニもニンゲンもほとんどいない。

 年寄りのベルーニが、お金でニンゲンという労働力だけ買ってきてる感じ。
 若いベルーニたちは軍に行ってしまったというのもあるだろう。
 けれど、ベルーニの老人がバタバタ倒れている感じはない。



 Ubに追い詰められているベルーニの絶望感っていうのは、すごいと思う。
 そう先でない未来に滅びが待ち受けている。その発表が正式にはなされてなくても、肌で感じずにはいられない。ベルーニの未来を現わす子どもの姿が、まるでない。

 打開作に期待して、それにはたぶんヴォルスングも含まれたりするんだろうけど、けどずっとなんの手がかりもなく、ロクスソルスで冷凍睡眠するという場当たり的な対処しかできなくて、しかもそこでも事故が起きた。

 そしてさらに、ヴォルスングが残った人々にも引導を渡す。
 かつて希望であったヴォルスングが。

 ベルーニ全体が、ハニースデイの人々と同じになってたんじゃないだろうか?
 あとで失望するぐらいなら、もう希望なんか見たくない。
 だけどそれは、それだけ熱烈に希望を求めていたその裏返しで。
 生きることをあきらめられなどしなくって、やみくもに足掻いたり、八つ当たりしたり。
 あるいは絶望して気落ちしたり、滅びから目をそらしてテレビドラマに熱中したり。

 

種が交わらなければ、片方が滅びるか?

 一時期、ヒーター故障で壊滅するまでエビ飼ってました。

 とはじまるわけですが、WAの話。

 グッピーとかビーシュリンプといった増殖系のペットを飼うと、あるところで割り切ってリリティアさんしなければならなくなる。
 ハムスターみたいに雄雌分けて飼うこともできないし、ほっとくと爆殖の上壊滅というルートをたどるので、それがイヤなら自分で減数(ぶっころす)しなきゃならない。

 しかもこのタイミング、ベテランになってからじゃなく、初めて飼ってまもなくあたりで来る。
 何年も飼って飼うコツをつかめたところで増えた、なんていう話じゃなく、ある程度基本さえ押さえれば、奴らはばかすか増え始める。

 あげるったって早々もらい手はなく、殺したくなければ水槽を増やすしかないけれど、増え方はねずみ算どころではない。
 で、増えすぎて急激に環境が悪化する。するとヤツら、種を保存しようとするんだかなんだか、ますます増える。

 で、ある日突然病気が蔓延する。一匹調子が悪いやつがいるなと思って隔離して、それから三日としない間に病気じゃないヤツを見つけるのが難しいってぐらいに。病魚の治療スペースなんて確保できなくなる。

 限界こえた! というときに、あるいは病魚発見! というときに、さくさくその命を奪うか、でなきゃ餌を制限して共食いするに任せるかできなければ、全滅コース。愛すべきペットとしてではなく、品種改良のつもりで「いいのだけ残してポイ」とか、単なるインテリアとして世話するんでもなきゃ、正直心が砕けてしまう。

 で同じことが、増殖してなくても水草にも起こる。しかもこっちは、まるで原因がわからない。ある日突然特定の種類の水草だけが、あれよあれよと崩壊していく。

 も一つ。グッピーは品種改良されたいろんな種類が売られているが、基本的にはみんな同じ種。なので、適当に雑婚し、ほっとくとどんどん原種の地味魚にもどっていく。同種同士より雑種の方が強いっぽいが、小さな水槽の中で、ほっとくとあっというまに血が濃くなりすぎて、奇形魚が増え、やっぱ壊滅コース一直線。

 で、エビ。
 これもペット用のエビがいろいろ売られている。こっちはグッピーとは逆に、見た目そっくりで同じ名前で売られていても、完全に別種だったりすることがある。

 そしてなぜか、そっくりエビでも見た目からして違うエビでも、別に食べ物が足らないわけでも争ってるわけでもないのに、複数種飼うと一種残してころころ死んでしまう。
 っていうか、家でもそれ起きた。

 自然界でもあるそうだ。外来種が入ってきて、ローカルな固有種が姿を消す場合、喰われていなくなったり、雑種が増えて固有の種が失われたりだけでなく、非常に近い別の種が同じエリアにいると、一つ残してなぜか他が滅びてしまうとゆー。

 人類なんかもそうですかね? 我々以外にも何種も類人猿はいて、滅びた理由はいろいろ言われてますが。

 というわけで、水槽眺めながら、ファルガイアの環境とかニンゲンとベルーニとかUbとか、つらつらと考えてみたりする。