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アレクサンドル・ベリャーエフ 作
「両棲人間」

Александр Беляев
Человек-Амфибия

発掘録11 両棲人間の元ネタのこと

2024.4.18

ギリシャ神話のトリトン

 作中に、次のような記述があります。

 正面玄関の前にある、もっとも大きな噴水は、神話上のトリトン(『トリトン』ギリシャ神話に登場する海の波の神。法螺貝を吹くことにより、荒波を呼んだり止めたりする。)のように、イルカに乗って法螺貝を口に当てた若者の形をしていた。

メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン博士の怪物』(1831)

 主人公であるイフチアンドルは、科学者によって作られた怪物です。
 物語は、科学の進歩が人々に恐れをあたえる構造をしています。

アンデルセンの『人魚姫』(1837)

 両棲人間は、男女が逆転した『人魚姫』だと言うことができます。

ジャン・ド・ラ・イールの『水の中で生きられる男』(1909)

 フランスの小説『水の中で生きられる男』との関連を指摘する記事がありました。
 https://en.m.wikipedia.org/wiki/Amphibian_Man



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